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🍓 Raspberry Piの導入 [04] 作業用PCのVS CodeからSSHでRaspberry Piを編集する

ぴーちゃん
Raspberry Pi DevLog PochomLab

Raspberry Pi 4 の導入シリーズ

👀目次


🌱Raspberry Piを小さな開発機にするための第一歩

前回までで、Raspberry Pi 4 の初期設定と基本的な動作確認まで進めました。

ただ、Raspberry Pi 本体にキーボードやマウス、モニターをつないだまま作業するのは、開発環境としては少し手間があります。机の上に機材が増えて、作業スペースも圧迫されやすくなります。

そこで今回は、作業用PCの VS Code から Raspberry Pi に SSH 接続し、Raspberry Pi 側のファイルを直接編集できるようにしていきます。

VS Code の Remote-SSH を使うと、作業用PCの VS Code を使いながら、実際のファイル編集やターミナル操作は Raspberry Pi 側で行えます。見た目はいつもの VS Code ですが、開いているファイルや実行しているコマンドは Raspberry Pi 側のものになります。


🛠️Remote-SSHのインストール

まず、作業用PC側の VS Code に Remote-SSH 拡張機能をインストールします。

VS Code の左側にある拡張機能アイコンを開き、検索欄に Remote-SSH と入力します。

表示された Remote-SSH 拡張機能を選び、インストールします。

Remote-SSH のプラグイン説明画面

インストール作業はこれで完了です。

Raspberry Pi 側は、前回までの作業で SSH 接続できる状態になっていれば問題ありません。


🔗VS CodeからRaspberry Piに接続する

Remote-SSH をインストールしたら、VS Code から Raspberry Pi に接続してみます。

VS Code 左下にある青い >< のようなアイコンをクリックします。

表示されたメニューから、以下を選びます。

Remote-SSH: Connect to Host...

Connect to Host... の画面

まだ接続先を登録していない場合は、新規 SSH ホストを追加する... を選択します。

SSH 接続のコマンドとして、次のように入力します。

ssh your-ID@hostname

ここでは、自分の環境に合わせて your-IDhostname を置き換えます。

たとえば、ユーザー名が pochomlab、ホスト名が pichom の場合は、次のようになります。

ssh pochomlab@pichom

次に、更新する SSH 構成ファイルを選択します。

Windows の場合は、通常は以下のような場所になります。

C:\Users\your-ID\.ssh\config

登録が完了すると、コマンドパレットに登録したホスト名が表示されます。

hostname

接続先を選ぶと、リモートホストの種類を聞かれます。

Select the platform of the remote host "hostname"

ここでは Raspberry Pi OS に接続するので、Linux を選択します。

その後、Raspberry Pi のパスワードを入力します。

your-password

初回接続時には、Raspberry Pi 側に VS Code Server が自動でダウンロードされます。

VS Code Server のダウンロード画面

少し待つと接続が完了します。

接続できると、VS Code 左下の青いアイコン部分に、接続先のホスト名が表示されます。

ホスト名が表示された画面

これで、作業用PCの VS Code から Raspberry Pi に接続できました。


✅接続後の動作確認

フォルダーを開く

接続できたら、VS Code 上で Raspberry Pi 側のフォルダーを開いてみます。

メニューから、以下を選びます。

ファイル → フォルダーを開く

まずは、ホームディレクトリーを開いてみます。

フォルダーを開く画面

フォルダーを開くと、次のような確認が表示される場合があります。

このフォルダー内のファイルの作成者を信頼しますか?

今回は自分の Raspberry Pi 上のホームディレクトリーなので、次を選びます。

フォルダーを信頼して続行

必要に応じて、Raspberry Pi のパスワードを入力します。

your-password

これで、VS Code 上に Raspberry Pi のホームディレクトリーが表示されます。

ホームディレクトリーを開いた画面

コマンドを実行してみる

次に、VS Code のターミナルを開いて、実際に Raspberry Pi 側でコマンドが実行されているか確認します。

以下のコマンドを実行します。

pwd
hostname
python3 --version

コマンド実行画面

pwd で Raspberry Pi 側のディレクトリーが表示され、hostname で Raspberry Pi のホスト名が表示されれば、リモート側で操作できていることが確認できます。

また、python3 --version で Python のバージョンが表示されれば、Raspberry Pi 側の Python も認識できています。

この時点で、作業用PCの VS Code を使っているものの、開いているファイルも、実行しているターミナルも、実体は Raspberry Pi 側にある状態になりました。

これはかなり便利です。


🐍Pythonプログラムの実行

最後に、VS Code 上から簡単な Python プログラムを作成して、Raspberry Pi 側で実行してみます。

まず、ホームディレクトリーの下にテスト用のフォルダーを作成します。

mkdir pochomlab-pi-tests

作成したフォルダーを開き、新しく hello_pi.py というファイルを作成します。

/home/pochomlab/pochomlab-pi-tests/hello_pi.py

ファイルの中身は、まずはシンプルにしておきます。

print("Hello from Raspberry Pi via VS Code Remote SSH!")

保存したら、VS Code のターミナルから作成した Python ファイルを実行します。

cd pochomlab-pi-tests
python3 hello_pi.py

実行結果として、次のように表示されれば成功です。

Hello from Raspberry Pi via VS Code Remote SSH!

Python プログラムの実行画面

これで、作業用PCの VS Code から Raspberry Pi 上の Python ファイルを作成し、そのまま Raspberry Pi 側で実行できることが確認できました。


✍️今回の整理

今回は、作業用PCの VS Code から Remote-SSH を使って Raspberry Pi に接続し、Raspberry Pi 側のファイルを編集・実行できるところまで確認しました。

ここまでできると、Raspberry Pi を小さな実験用PCとしてかなり扱いやすくなります。

Raspberry Pi 本体に毎回キーボードやマウスをつないで作業するのではなく、普段使っている作業用PCからそのまま編集できるため、開発の流れがかなりスムーズになります。

特に今後、Python の実験や、Raspberry Pi から母艦PCのローカルLLMへ接続するような検証を進める場合、この Remote-SSH 環境はかなり重要な土台になりそうです。

次回は、Raspberry Pi 側の Python環境を整える 作業に進みます。