🖥️ PochomLab制作マシン構成ログ|4070 SUPER × 64GB ローカル生成環境
■ 概要
PochomLabで使用している制作マシンの構成をログとして記録する。 Stable Diffusionを中心とした生成AI環境をローカルで運用するために構築した。
2025年10月〜11月にパーツ購入・組み立てを実施
■ 目的
- 生成AIローカル環境の実例を残す
- パーツ選定の判断基準を記録する
- 今後のアップグレードや比較の基準とする
■ 前提
- Stable Diffusion(SDXL)をローカルで運用
- LoRA学習・ControlNet使用を想定
- 長時間稼働(学習)に耐える安定性
- Mini ITX構成で省スペース化
■ 実施内容
1. 構成スペック
| パーツ | 商品名 | 値段 | ショップ |
|---|---|---|---|
| PCケース | CORSAIR 2000D AIRFLOW BLACK | ¥5,980 | TSUKUMO |
| マザーボード | ASUS ROG STRIX B650E-I GAMING WIFI | ¥39,980 | TSUKUMO |
| CPU | AMD Ryzen 7 7800X3D BOX | ¥52,980 | PCIDE |
| メモリー | Kingston FURY Beast 64GB(2x32GB) 5600MT/s DDR5 CL36 | ¥38,880 | Amazon |
| GPU | PNY GeForce RTX 4070 SUPER 12GB VERTO OC デュアルファン | ¥89,800 | PCIDE |
| SSD | SanDisk Extreme 2TB | ¥22,990 | Amazon |
| 電源 | CORSAIR SF850L CP-9020245-JP | ¥20,468 | Sofmap |
| CPU クーラー | DEEPCOOL AK400 | ¥2,480 | TSUKUMO |
| ケースファン | Noctua NF-A12x25 x3 | ¥12,840 | Amazon |
| OS | Windows11 | ¥21,500 | Amazon |
| 合計 | ¥307,898 |
※価格および購入ショップは購入当時(2025年10〜11月)のもの
2. 写真・負荷状況
| 完成外観 | 内部構成 |
|---|---|
![]() | ![]() |
| A4クリアブックとのサイズ比較 | 組み立て途中に撮影した写真 |
| アイドル時タスクマネージャー | 生成時タスクマネージャー |
|---|---|
![]() | ![]() |
| 4070 super の温度は34度 | Stable Diffusion使用時。一気に70度前後まで上昇 |
3. GPU選定
最重要パーツ。
当初はVRAM 16GBのRTX 4080を検討したが、 価格・入手性の問題から断念。
結果として:
- RTX 4070 SUPER(12GB)
を選択。
生成AI用途においては:
- SDXL → 実用可能
- ControlNet → 制限付きで併用可能
- LoRA学習 → 設定調整で対応
「現実的なバランス構成」となった。
4. ケース(Mini ITX)
省スペースを重視してMini ITXを採用。
ただし課題は:
- 発熱
- メンテナンス性
最終的に:
- 冷却性能
- エアフロー(煙突型構造)
- 作業性
を重視して選定。
結果として内部スペースにも余裕があり、 メンテナンスしやすい構成になった。
5. CPU / マザーボード
- Ryzen 7 7800X3D
- ASUS ROG STRIX B650E-I
長年AMDを使用しているため選定はスムーズ。
ROGシリーズは初採用。
6. メモリ(64GB)
- 32GB × 2 = 64GB
購入時点で既に価格上昇傾向にあり、 性能と価格のバランスで決定。
- EXPO II(6000MHz)は未採用
- EXPO I(5600MHz)で安定運用
Stable Diffusion用途では:
- LoRA学習
- 大量生成
- 同時作業
を考えると64GBは余裕を生む。
7. SSD
価格と安定性のバランス重視で選定。
8. 電源(850W)
- CORSAIR SF850L
選定理由:
- 850Wで余裕を確保
- プラグイン式で配線しやすい
- Mini ITXとの相性
実運用では:
- コイル鳴きなし
- 静音性良好
長時間運用でも安定している。
9. 冷却(CPUクーラー・ファン)
- DEEPCOOL AK400
- Noctuaファン ×3
LoRA学習など長時間稼働を前提に:
- 静音性
- 冷却性能
を重視。
■ 結果
- 安定動作(長時間運用可)
- Stable Diffusion環境構築成功
- トラブルなく組み上げ完了
生成AI用途として実用レベルの環境が構築できた。
■ メモ
- GPU価格は購入後に高騰
- メモリも同様に価格上昇
- 構成タイミングとしては良かった
「時期の影響」を強く受ける領域。
■ 作成後記
自作PCは Phenom II X3 720 BE 以来となり、 約十数年ぶりの構築となった。
これまで廉価パーツ中心だったが、 今回は「安定動作」を最優先に選定。
結果として:
- 詰まりなく組み立て
- 安定動作
という形に収まった。
■ 追記(2026年時点の価格状況)
本構成は約30万円で構築したが、
現在(2026年時点)では以下のように価格が大きく変動している:
- GPU(RTX 4070 SUPER):約20万円以上
- メモリ(64GB):約16万〜18万円
同等構成を現在組む場合、
総額は約55万〜58万円程度になる見込み。
パーツ価格は市場の影響を強く受けるため、
構築タイミングが非常に重要であることがわかる。



